【背景と経緯】
「
新キャンパス・マスタープラン2001」に示した従来の移転スケジュールは、主として教育研究上の便宜、各年度における建築や移転の規模等を考慮して作られたもので、全体を三つのステージに分け、工学系の移転を皮切りにして、概ね10年間かけて移転することを想定していました。移転開始時期を平成17年度後期とすることにつきましては平成14年4月に公表したとおりです。その後、マスタープランのスケジュールと開校予定時期に基づき、新キャンパスと箱崎地区・六本松地区との学生、教官の移動、教育・研究の連携等を詳細に検討してきました。しかし、新キャンパスの建設が進むなかで、第Ⅱ工区の造成工事の延伸、つまり、北部谷部の現状保存と丘陵部の削平に伴う残土搬出や福岡市土地開発公社が先行取得している用地の再取得、国の厳しい財政事情に起因した課題等が明らかになり、これらの課題を解決するために、関係者一同、鋭意努力を重ねてきました。平成17年度の概算要求についての文部科学省との協議の中で、こうした課題を十分考慮した合理的・効率的かつ具体的な移転スケジュールを詰め、平成16(2004)年9月学内の委員会等に報告、役員会で決定しました。
さらに、全学教育の学習環境、教育研究機能円滑化および移転関連コストの観点より慎重なる検討を重ね、2006年9月に新たな移転スケジュールを決定しました。
従前の移転スケジュールからの主な変更点として、六本松地区の直接移転があります。
六本松地区の移転については、平成16年9月に発表した移転スケジュールでは、第Ⅱステージにおいて、全学教育・比較社会文化・言語文化他を箱崎地区へ暫定移転するとしていました。
今般、伊都キャンパスへ直接移転することによって、早期に全学教育に係る良好な学習環境の整備が可能となり、かつ教育研究が一層円滑に機能することとなること、また移転関連コストの削減も可能となることから、移転スケジュールを見直し、伊都地区へ直接移転することとしました。その他は従前の計画どおりです。
※ 九州大学統合移転スケジュールの変更について
移転スケジュール(平成18年9月)
※( )内数値の移転年度は,財政状況により変動することがあります。
※平成24年度概算要求において、本学が要望していた伊都キャンパス用地の未取得部分の購入費については計上されましたが、理学系の施設 整備費は計上されませんでした。
このことから、平成26年度に予定していた理学部、理学府などの移転が遅れることとなりました。本学としては、 引き続き国に要望を行うなど早期の移転実現に向けて努力していくこととしています。
詳しくはこちらをご参照ください。
http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/news/newsimg/press_release_20111020.pdf
◇移転情報マップ
【参考:旧移転スケジュール(平成16年9月発表)】
2004年9月、キャンパスの建設が進むなかで明らかになってきた新たな技術的・財政的課題に対応した具体的な移転スケジュールを決定しました。
- 工学系は平成17 年度後期から開校
- 工学系移転後は用地再取得を優先
- 平成31 年度を目途に移転完了の予定
移転スケジュール(平成16年9月)
※( )内数値の移転年度は,財政状況により変動することがあります
※【 】内数値は移転人数の概数を示しています
【スケジュールの詳細】
工学系の移転を第Ⅰステージの中の平成18年度内に完了させ、第Ⅰステージから第Ⅱステージにかけては、第Ⅱ工区の土地造成を行い、文部科学省から措置されるキャンパス整備関係予算の殆どを、用地の購入に割き、経年により生じる金利負担を軽減するため、用地再取得を早期に完了させます。そして、第Ⅱステージ終盤の平成23年度より、理学系、人文社会系、全学教育、農学系等の建物の建築を再開します。第Ⅲステージに入り、平成26年度からこの順序で移転を継続して行い、平成31年度中に移転を完了します。
※ 従来は、全学教育(六本松地区)の一部が箱崎キャンパスに移転する予定でした。
この移転計画は、国の財政事情や施設整備費補助金の規模・仕組みが現在と同様に推移するものとして、移転完了に要する最長の期間を示したものです。したがって、六本松キャンパス跡地の早期処分、国の財政事情の好転等によって移転計画が前倒しされることも想定されています。
工学系の移転に合わせて食堂や学生寄宿舎も整備されます。これらは運営を含めた
PFIという新しい手法によって整備されますが、第一陣の移転から食堂が半年、学生寄宿舎が一年遅れる見込みです。その間、食堂に関しては、研究教育棟の情報学習室や理系図書館を利用して仮営業し、また、学生寄宿舎の整備の遅れに関しては、スクールバスの運行等で対応し、不自由を最小限に抑えることにしています。